フィールドワーク

 2年次春学期の必修科目「フィールドワーク実習1」を経て、選択科目「フィールドワーク実習2」を履修し、
実際に遺跡での発掘調査を経験します。
 実習地として継続調査中の遺跡の様子を紹介します。 

青森県上北郡六ヶ所村

松本 建速・宮原 俊一

金堀沢遺跡の調査

 金堀沢遺跡は青森県の六ケ所村にある平安時代の遺跡です。2014年から継続している調査で、毎年夏休みに発掘をしています。

 遺跡には所々に大きな窪地がありそこを発掘しています。また、発掘をしていると表土のすぐ下に真っ黒な土が見られます。これは微粒炭という非常に細かい炭を含む土で、「黒ボク土」と呼ばれています。

 「黒ボク土」は人が関わらないと生まれない土です。ですから「黒ボク土」の存在は、牧場の草を焼いていたことを示し、当時そこに住んでいた人々が馬を飼っていた証拠になるのではないかと調査をしています。

(学部4年 黒澤周平)

 

沖縄県八重山郡西表島

網取遺跡の調査

北條 芳隆

 沖縄県西表島に位置する網取遺跡において、北條芳隆先生の指導のもと2002年より発掘調査を行っています。発掘調査では「人間と自然の相互作用」をテーマに、近世に営まれた網取村の実態を掴むべく調査してきました。
 2017年度の調査では、2013年より継続して発掘している近世の貝塚と水田遺構の調査を3週間にかけて行いました。
西表島の大自然に囲まれた中、学生たちが寝食を共にしながら歴史の大きな謎に挑んでいます。

(修士1年 鳥居貴庸)

 
 

​アルメニア

レルナゴーグ遺跡の調査

有村 誠

 2017年9月初旬からアルメニアのレルナゴーグ遺跡で発掘調査を始めました。レルナゴーグ遺跡はマスタラ川のほとりにある岩陰遺跡で、放射性炭素年代測定によると紀元前6900年ころに位置付けられます。

 アルメニアにおける新石器時代の起源を探るうえで重要な情報を持つ遺跡と考えられ、2015年から日本・アルメニア合同で発掘調査を行っています。